統計学を応用したコミュニケーション術

仕事で求められる関係性は「ただ仲良くなればいい」ということではない
「職場内でのコミュニケーションを大切にしよう」
結論から聞くと「それはそうだ」「そんなことはわかっている」と思われる方も少なくないかもしれません。
では、「コミュニケーションを大切に」と言われむたけさたら、どのような策を打ちますか?
企業研修の中でこのように問いかけると、「できるだけ話しかけよう」「仕事以外の話をする」「1対1の定期面談を実施する」「部署内で『LINE』のグループを作ろう」「何より飲みニケーション!みんなで定期的に飲みに行こう」・・・などといったアイディアがよく出てきます。要は、「会話」を増やそうという観点です。

確かに「会話」が増えることも効果的です。ちょっとしたおしゃべりや情報交換を通じて、スタッフ同士の距離が縮まったり、うまくいけばモチベーションの向上にもつながるでしょう。
しかし、仕事で求められる関係性は「ただ仲良くなればいい」ということではありません。
組織の掲げる目標の達成や目的・ビジョンの実現のために、協力して働くこと(=協働)が求められているのです。
今回のテーマである「対話」とは「協働に向けたコミュニケーションのかたち」です。ではその「対話」とは何か?「会話」と「対話」、何が違うのか?そして、どのような注意点があるのか?についてお話していきましょう。
「対話」とは 相互理解を目的にしたコミュニケーション
様々な考え方や価値観を持つ者同士が、チームワークを発揮して協働するために大切なこと。それは「相互理解」です。
お互いがどんなことを考えていて、何を大切にしているのか?仕事上でどんな強みを持っていて、何が苦手なのか?はたまた今どんな課題を克服しようとしているのか?などなど・・・。
「対話」を重ねることで相手のことが少しずつ理解できるようになっていき、また同時に自分自身がどんなことを考えているかも明らかになっていきます。
つまり「対話」とは、お互いを「わかり合う」ことを目的にしたコミュニケーションとも言えるのです。
では、わかり合うために重要なことは何か?それは「意味の共有」です。
例えば何気ない会話の中で「明るい人っていいよね」という話題になったとします。
ここでいう「明るい人」とはどういう意味なのか?どんな人をイメージしているのかは、その人によって違います。
「誰にでも気さくに話しかけられる、おしゃべり好きな人」を頭に浮かべている人もいれば、「失敗しても落ち込まず、いつも元気で笑顔が絶えない人」を想像している人もいます。
同じ言葉であっても、「どういう意味で使っているのか?」を共有することで、お互いのことをより深く理解できることにつながるのです。
「対話」とは「シリアス・ファン(= 真面目に物事を楽しむ)」なコミュニケーション
では、「対話」と「会話」は何が違うのでしょうか?会話を「日常のたわいもないおしゃべりや雑談」と捉えた場合、対話との違いとして「テーマの有無」が挙げられます。
対話には話し合うテーマがあります。例えば先述の「明るい人とはどんな人か?」といったことについて、お互いがその言葉の意味や考えを伝え合い、相互理解を深めていく。
さらにはお互いが共感できる新しい「明るい人像」が浮かび上がってくることもあるでしょう。「○○さんって明るいよね」「そうだよね」といったような、自然の流れで思いつくままに語りあう会話とは、話の深まり方が異なってくることが想像できるのではないでしょうか。
一方で、「テーマを持って話す」と言われると「(マジメで堅苦しい」議論」をイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに「議論」同様、「対話」はテーマを持った真剣な話し合いではあります。しかし喧々諤々、お互いの主張を通そうとし合うような「議論的な」雰囲気の場ではありません。
おしゃべりや雑談のような「自由なムード」で、議論のようにテーマを持って「真剣な話し合い」を行う。
「対話」とは「シリアス・ファン(=真面目に物事を楽しむ)」なスタンスで行うコミュニケーション
の場であると言えるのです。
「会話」と「対話」の違い
相互理解を深める第一歩は「違いを認める」こと
最後に「対話」を行う上での注意点に触れていきたいと思います。
相互理解を深めるための第一歩は「違いを認める」ことです。
対話において、お互いの考えや大切にしていることを表明し合うことは必要不可欠です。そうすると、必ず意見の相違が生まれてきます。
共感はできなくても、尊重はできます。「人はそれぞれ違う価値観を持っているんだ」ということを受け入れながら話を進めていくことが、「対話」において重要になるのです。


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